最終更新日 2022年12月17日
さる2022年9月14日、小野市うるおい交流館エクラ大会議室Aにおいて、兵庫県社会保険労務士会西脇支部様主催の「事業主側から見た労働条件不利益変更の注意点」研修の講師を務めました。
最近まで、コロナ下で、研修、セミナー等がしにくい状況でしたが、コロナ対策が進み、こうした研修ができるうようになったことは喜ばしいことです。
今回の研修では、西脇支部の社労士さんのほか、他の支部の社労士さんもおいでになり、計40名ほどが熱心に参加いただきました。
もちろん、密を避けるため、広い会議室をご用意いただき、1つの長机に1名という余裕のある座席の配置でした。
さて、今回は、定年延長、新型コロナへの対応、リモートワークといった近時のトピックについて、日ごろから社労士さんが神経を使う労働条件不利益変更について、弁護士の立場から説明する機会を得ました。
まず、労働条件の不利益変更について、基本的な解説を詳しめに行い、次に、裁判においてどのように争われるか、また、その場合の事業主側の「勝率」をお伝えしたうえで、定年延長等の近時のトピックについてどのように考えればよいのかを説明しました。
さらに、余談として、労務問題をよく取り扱う当事務所が経験した近時の事件について、守秘義務に反しない範囲でご紹介しました。
各説明において、裁判になっても事業主が負けないよう、社労士さんにおいて気を付けていただきたい点をお伝えしようと思っておりましたが、お伝えした情報がお役に立てたなら幸いです。
終了後のアンケートでは、
「今回の研修、とても分かりやすく、事案の説明も腹落ちする内容でした。」
「期待していたよりも得られることが多くて、本当に学びになりました」
など、ありがたいメッセージをいただくことができました。
当事務所は、使用者側の労働問題に注力しておりますので、使用者側の労働問題について、研修をご希望の場合は、お気軽にお声がけいただければと思います。